クロスインデックスの翻訳・通訳コーディネーターの雑感
良い翻訳を産み出すために
[2013/11/27] クリエイティブな仕事に携わる人は、誰しも産みの苦しみを味わっていることでしょう。ミュージシャンしかり、画家しかり、作家しかり。もちろん翻訳者もそうです。適切な日本語が浮かばない、スラングや新語の意味が分からない、文の構造を読み解くことができない、専門分野のリサーチで膨大な時間がかかっているなど、作家と同じくらいの産みの苦しみを味わっています。特に、自然な日本語にするのがどれだけ難しいことか!世界には悪訳があふれています。本は好きだけど、翻訳が不自然だから海外文学には手を出さない、という人も少なくないと思います。英語ができる=翻訳もできる、と簡単に考えられがちですが、実は大変な仕事です。
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