クロスインデックスの翻訳・通訳コーディネーターの雑感
中国語のテープ起こし
[2010/09/15] 中国語には「四声」、つまり4つの声調があります。中国語では音の高低で意味が違ってきますが、この音の高低が声調です。
クロスインデックスで中国語のテープ起こしなど、中国語の音にかかわるお仕事をいただく際は、中国人、または中国語に精通した日本人翻訳者が対応しますので、当然のことながら、ほとんどのケースで問題は起こらないのですが、中国語学習の初級者にとってはこの声調がとても難しいのです。
たとえば“ma”という音ひとつをとっても、声調によって「お母さん」「しびれる」「馬」「叱る」などと、まったく意味が違ってきます。“Ma ma ma?”で「お母さんは馬を叱ってる?」という意味の文章も出来上がります。
ですから、中国語のテープ起こしに関しては、できるだけ明瞭に音声が入っていることは、他の言語に比べても大切です。
また、ひと口に中国語と言っても、その範疇は大きく分けて北京語、上海語、福建語、広東語、客家語、湖南語、江西語と、7つの言語に分かれます。中国語のテープ起こしをする際には、この点にも注意を払う必要があります。
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